二日酔いの予防に役立つセサミン
セサミンは、二日酔いの予防・改善にとても効果的な成分です。
セサミンには、二日酔いの原因物質の代謝を早める効果があるほか、二日酔いの予防に重要な肝臓を健康に保つ効果があります。二日酔いを予防するセサミンの効果は、実験でも確認されています。
二日酔いの予防・改善に役立つセサミンの効果
セサミンには、二日酔いの予防・改善に役立つ健康効果があります。
二日酔いの原因物質の代謝を促進する
セサミンには、二日酔いの原因物質であるアセトアルデヒドの代謝を促進する効果があり、二日酔いの予防に役立ちます。
・アセトアルデヒドは二日酔いの原因物質
アルコールは肝臓の働きによって代謝され、アセトアルデヒドに変換されます。アセトアルデヒドは強い毒性をもつ有害物質であり、顔の赤み・動悸・頭痛・吐き気などを引き起こします。アセトアルデヒドは、二日酔いの主要な原因物質と考えられています。
二日酔いを防ぐには、体内のアセトアルデヒドを速やかに減らすことが大切です。
・セサミンはアセトアルデヒドの代謝を促進する
アセトアルデヒドは、アセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)という酵素の働きによって、身体に無害な酢酸へと代謝されます。
セサミンにアセトアルデヒド脱水素酵素を増やす作用があることが、研究で確認されています。ラットに3日間セサミンを投与したところ、アセトアルデヒド脱水素酵素の生成量が3~4倍に上昇したという実験報告があります。
セサミンは、二日酔いの原因物質であるアセトアルデヒドの代謝を促進して二日酔いを防ぎます。
肝臓を健康に保つ
アルコールやアセトアルデヒドは、肝臓の働きによって代謝されます。肝臓が健康な状態に保たれていれば、アルコールやアセトアルデヒドの代謝が速やかに行われて二日酔いが起こりにくくなります。
セサミンには肝機能を高める効果があり、二日酔いの予防に役立ちます。
・血行を促進して肝臓の負担を軽減する
肝臓には毛細血管が集中しており、肝臓の機能は血行と深く関係しています。血液中の脂質が多く血液がドロドロの状態だったり、血圧が高すぎたりすると、肝臓の負担が高まって肝機能が低下します。
セサミンには血液をサラサラにする効果や血圧を抑制する効果があり、肝臓を健康に保ちます。
・肝臓に悪影響を与える活性酸素を中和する
肝機能を低下させる物質に活性酸素があります。活性酸素は強い酸化力をもつ物質で、体内で過剰になると、炎症を引き起こして肝臓の健康状態に悪影響を及ぼします。
セサミンは、体内で活性酸素を中和する作用のある成分に変換されます。セサミンには体内の活性酸素を減少させる高い効果があり、肝臓の健康維持に役立ちます。
炎症の抑制
セサミンには炎症を抑制する作用があり、二日酔いの症状を緩和します。
・炎症性物質が二日酔いの症状を引き起こす
アルコールを摂取すると、炎症の原因となる物質の血中量が増加します。増加した炎症性物質は、二日酔いの症状である頭痛を発生させるほか、胃粘膜の炎症を悪化させて胸焼けや胃の不快感の原因になります。
・セサミンは炎症を抑制する
セサミンには炎症を悪化させる活性酸素を中和する作用があります。また、セサミンに炎症性物質の発生を抑制する効果があることが、研究で確認されています。
セサミンには炎症を抑制する作用があり、頭痛や胸焼けなどの二日酔いの症状を緩和します。
二日酔いに対する効果が実験で確認されている
セサミンの二日酔いに対する効果は、実験でも確認されています。
健常な成人男性を2グループに分けて、片方にはセサミンを1日あたり100mg、もう片方にはセサミンを含まない偽の薬を投与し、7日後にアルコールの代謝速度を調べる実験が行われました。
その結果、セサミンを摂取したグループは、セサミンを摂取しなかったグループと比べて血液中のアルコール濃度のピークレベルが低く、アルコールとアセトアルデヒドの血中濃度の低下も早かったことが報告されています。
このほかにも、ラットを使った数多くの実験が行われており、アルコールとアセトアルデヒドの代謝を早めるセサミンの効果が確認されています。
セサミンを習慣にして二日酔いを予防
以上のように、セサミンは二日酔いの予防にとても効果的です。
セサミンには肝臓を健康に保つ効果があるため、セサミンを日常的に摂取していると二日酔いの予防効果が高まります。二日酔いの予防目的でセサミンを利用する場合は、お酒を飲む前だけでなく普段からセサミンを摂取しておくことをおすすめします。
お酒をよく飲む人は、セサミンを毎日の生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。