ゴマのセサミン含有量はどれくらい?
セサミンは健康と美容にとても効果的な成分ですが、ゴマにごく少量しか含まれておらず、とても希少です。ゴマに含まれるセサミンの量は、全体のわずか0.5%程度です。
ゴマのセサミン含有量は品種によって異なり、セサミンが多い品種も開発されています。
セサミンはゴマに少量しか含まれていないため、効率的に摂取したい場合はサプリメントの利用がおすすめです。
ゴマに含まれるセサミンの比率は0.5%程度
ゴマに含まれるセサミンの量は、全体の0.5%程度です。セサミンは健康と美容に効果的ですが、とても希少な成分です。
・セサミンはゴマリグナンの一種
セサミンは、ゴマの成分であるゴマリグナンの一種です。
ゴマリグナンはゴマに含まれているリグナン類のことで、リグナンは抗酸化作用や女性ホルモンの働きを補助する作用のある植物成分です。
ゴマリグナンには、セサミン・セサモリン・セサモール・セサミノールなどのさまざまな種類があります。
・ゴマリグナンの比率は1%程度
ゴマリグナンは健康にとても効果的ですが、ゴマの成分全体の約1%程度しか含まれていない希少な物質です。セサミンはゴマリグナンの約半分を占めており、ゴマ全体のセサミンの比率は0.5%程度です。
ゴマの成分比率は、脂質が50-55%、タンパク質約20%、炭水化物20%弱、ミネラルなどの灰分が約5%、水分約2%、ゴマリグナン約1%です。
セサミンはゴマにごくわずかしか含まれておらず、とても希少な物質です。
ゴマの品種によってセサミンの含有量が異なる
セサミンは、ゴマの種類によって含有量が異なります。
ゴマに含まれているセサミンの量に関して、1gあたり0.67mg-6.35mg(0.067%-0.635%)という分析報告があります。セサミンの含有量に大きな幅があることが、こうした分析結果からもわかります。
セサミンが豊富な品種「ごまぞう」
セサミンなどのゴマリグナンは健康と美容にとても効果的であり、ゴマリグナンが豊富なゴマの品種の開発が盛んに行われています。
「ごまぞう」は、そうしたゴマリグナンが豊富な品種の代表例です。ごまぞうは、ペルー原産の白ゴマ系統の品種と、ゴマリグナン含有量の多い中国原産の品種を交配させたものです。
・ごまぞうはセサミンの含有量が多い
在来品種である「真瀬金」には、1gあたり4.0mg程度のセサミンが含まれています。それに対して、ごまぞうには1gあたり8.2mg-10.1mg含まれているという分析報告があります。
ごまぞうには、「真瀬金」と比較してセサミンが約2倍、セサモリンが約1.5倍含まれています。ごまぞうはとても機能性の高い品種です。
・ごまぞうによるゴマの国内生産量の増加が期待されている
ごまぞうを日本各地で栽培し、地域適正を調べる試験も行われています。ゴマは気候による収穫量の変動が大きい作物ですが、ごまぞうはどの地域でも在来品種と同等かそれよりも多い収穫量だったことが報告されています。
ゴマの国内自給率はわずか0.06%程度であり、ごまぞうなどの機能性が高い品種の開発によって国内生産量が増加することが期待されています。
・ごまぞうの粉末や種が販売されている
ごまぞうは近年開発された品種ですが、ごまぞうの種子やごまぞうの粉末が市販されており、一般の人も入手可能です。
セサミンをなるべく多く含んだ製品を利用したい人は、ごまぞうが使用された製品を購入してみてはいかがでしょうか。
セサミンを多く含むほかの品種も開発されている
ゴマには、白ゴマ・黒ゴマ・金ゴマ(黄ゴマ・茶ゴマ)といった種類があります。ごまぞうは金ゴマの一種です。
ごまぞう以外にも、セサミンなどのゴマリグナンの含有量が多い品種が開発されています。
代表的なものには、黒ゴマ系統の「まるえもん」、白ゴマ系統の「まるひめ」があります。また、ごまぞうと在来品種をかけあわせた「にしきまる」という金ゴマ系統の品種も開発されています。
こうしたセサミンが豊富なゴマの栽培によって、ゴマの国内生産量が増加することが期待されています。
セサミンを効率的に摂取するならサプリがおすすめ
セサミンが豊富な品種も開発されていますが、基本的にセサミンはゴマにごく少量しか含まれていません。そのため、セサミンを効率的に摂取したい場合は、セサミンが高濃度で配合されているサプリメントの利用がおすすめです。
サプリは水で飲むだけなので、摂取を続けやすいというメリットもあります。
セサミンはとても希少な成分ですが、サプリを使えば手軽に摂取できます。セサミンサプリを毎日の生活に取り入れて、健康と美容に役立ててみることをおすすめします。