セサミンの摂取目安量はどれくらい?
セサミンの摂取目安量は、1日あたり10mg-20mgとされています。
セサミン自体の過剰摂取による健康被害は報告されていませんが、セサミンを含む食品やサプリの過剰摂取は健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
セサミンは量を増やせば効果が高まるものではありません。セサミンは、適量の摂取を長く続けることが大切です。
摂取目安量は1日あたり10mg-20mgとされている
セサミンの摂取目安量は、1日あたり10mg-20mgとされています。
ただし、この数値は公的機関などで決められたものではなく、あくまでも一般的な目安です。
・明確な基準があるわけではない
健康食品の中には、国の機関である食品安全委員会によって摂取目安量が定められているものもあります。しかし、セサミンに関しては、摂取量の多寡による安全性への影響について体系的なデータの蓄積が不足しています。
セサミンは生体の維持のために必要なビタミンやミネラルと異なるため、研究があまり進んでおらず、明確な目安量が算出できるほどのデータが揃っていません。
セサミンの適切な摂取量に関しては、今後の研究が期待されています。
・より多くのセサミンを投与した実験報告がある
セサミンの1日あたりの摂取目安量は10mg-20mgとされていますが、より多い量を投与した実験報告もあります。
例えば、1日あたり32.4mgを4週間、その後64.8mgを4週間摂取させた実験が行われ、有害事象が認められなかったことが報告されています。また、1日に200mg摂取させた実験も行われており、特別な有害事象は報告されていません。
セサミンの摂取目安量は1日あたり10mg-20mgとされていますが、今後の研究によって目安量が変化する可能性もあります。(2018年現在)
食品からセサミンを摂取する場合の目安量
セサミンの摂取目安量は1日あたり10mg-20mgとされています。この分量を食品から摂取する場合の目安量をご紹介します。
・ゴマ
セサミンはゴマにごく少量しか含まれていない希少な成分です。
セサミン10mgをゴマに換算すると約3,000粒です。これは大さじ1杯程度の量です。1日10mg-20mgのセサミンをゴマから摂取するためには、大さじ1~2杯程度のゴマを毎日摂取する必要があります。
なお、ゴマは硬い皮に覆われているため、効率的にセサミンを吸収するためにはゴマをすって摂取するなどの工夫が必要です。
・ゴマ油
ゴマ油にはゴマの成分が抽出されており、セサミンを効率良く摂取できます。
ゴマ油1gあたり4.9mgのセサミンが含まれているという分析報告があります。小さじ1杯のゴマ油は4g程度であり、小さじ1杯のゴマ油で20mg近いセサミンを摂取できます。
セサミンは適量の摂取を継続することが大切
セサミンは、1日あたり10mg-20mgが摂取の目安とされています。より多い量を摂取しても健康への悪影響が起こるという報告はありませんが、セサミンは多く摂取すれば効果が高まるというものではありません。
セサミンを含む食品を過剰摂取すると、健康に悪影響が及ぶ可能性があります。セサミンは、適量の摂取を継続することが大切です。
サプリは摂取目安量を守る
市販のサプリメントの1日分には、一般的な目安とされる10mg-20mgのセサミンが配合されています。
サプリメントを利用する場合は、製品に記載されている摂取目安量をきちんと守ることが大切です。
・サプリの過剰摂取はセサミン以外の成分が問題になる可能性がある
市販されているサプリメントの多くには、セサミン以外の成分が一緒に配合されています。
セサミン自体は多く摂取しても大きな問題にはなりませんが、一緒に配合されている成分を過剰摂取することで健康に悪影響が及ぶ恐れがあります。
・サプリの過剰摂取は費用もかかる
セサミンサプリは決して安価なものではなく、大量に摂取すればその分費用もかかります。
セサミンは量を摂取すれば効果が高まるものではありません。セサミンは身体の調子を整えながらゆっくりと効果を発揮するため、いちどに大量に摂取するよりも、適量の摂取を長期間継続することが大切です。
ゴマやゴマ油の摂りすぎはカロリーオーバーになる
セサミンはゴマに含まれている成分であり、ゴマやゴマ油からも摂取できます。
ただし、ゴマには脂質が多く含まれており、カロリーが高い食品です。ゴマやゴマ油からセサミンを多く摂取しようとすると、カロリーオーバーになる恐れがあります。
セサミンを摂取するためにゴマやゴマ油を過剰摂取するのは控えましょう。
セサミンは、長く摂取を続けることで高い効果を発揮します。摂取目安量とされる10mg-20mgの摂取を続けて、セサミンを健康と美容に役立てていくことをおすすめします。